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はじめまして、まこはるです。 都内在住の20代会社員です。30歳に向けてそろそろかっこいい大人目指していこうかなということでかっこいい大人になるためのブログ立上げました!学生時代には海外留学なども経験があるのでちょっと世界にも目を向けた内容も書いていきたいなと思ってます。 将来はハイジのおじいさんくらいカッコいい感じに生き生きした老後を過ごしたいです。幅のあることが書けるといいなと思ってます。皆さんの参考になれば嬉しいです。

新型コロナを終息させる?各国の新型コロナワクチンの開発について徹底分析!

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2020年、世界は歴史上稀にみるパンデミックに陥っています。そんな中、我々人類の希望の光は「ワクチン」。パンデミックを早期に終わらせるにはワクチン開発がなくてはならない存在であり、今、世界各国はワクチンの開発に奔走しています。

 

そこで今回は、世界で開発が急がれている新型コロナウィルスのワクチンについて、開発が早いとされている国を分析し、日本のワクチン入手の可能性について紹介していきたいと思います!

1.新型コロナウィルスの特徴

まずは、新型コロナウィルスの特徴について簡単にご説明します。

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(Harvard Business Review)

新型コロナウィルスは、多くの場合は症状が出ないとされています。症状が出る場合でも、大半は咳や発熱などの軽症で終わります。そのため、多くの人は新型コロナウイルスに感染しても気づかないのです。一方で、一部の高齢者や糖尿病などの持病をお持ちの方には、同じウイルスでも違う形で攻撃をします。肺炎が急速に悪化し、多くの場合、人工呼吸が必要となるのです。70歳以上の感染者では感染者のうち10%近い方が、発症後数週間以内に亡くなっています。

 

感染者数は増え続けており、終息の目途は立っていません。(7月17日時点で世界の感染者数は1420万人以上、情報は随時更新中

 

1人1人がしっかりとウィルスの特徴を掴み、各県・各行政が発信している注意喚起に目を向け、一致団結していくことは非常に重要になってきます。

 

2.ワクチン開発に必要なステップ

次に、一般的にワクチン開発に必要なステップや期間についてご説明します。

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ワクチンを作るためには、まずウイルス株と呼ばれるいわゆる病気の元となるウイルスを鶏卵に摂取をして培養することから始まります。この培養がだいたい4ヶ月程度かかるとされており、そこからウイルスの原液(尿膜腔液)のみを採取します。この採取したものを精製して不活化させ、感染力を極力弱めていき、この弱めたものを添加物と合わせて薬の瓶に詰めます。その後、国の機関に検査を依頼し認可を受けたものから医療機関へと発送されていくという流れです。

 

最初のウイルス株を鶏卵に摂取してからウイルスの原液が得られるまで約6ヶ月、原液をバイアルなどに詰めて医療現場に発送されるまでは約1ヶ月要するといわれており、ワクチンの製造開始から、私たちに接種されるまではおよそ7ヶ月かかるとされています。

 

また、これはインフルエンザなどすでにウイルス株ができあがっている病気となっており、ワクチンの開発はリスクが高いことや莫大な費用がかかること、安全性を考えて、いくつもの検査をすることになっている為、一般的なワクチンは平均して10~15年かけて作られるとしています。

 

ですが、新型コロナウイルスについては、感染者が急増しパンデミックとして世界的な問題となっているウイルスですので、国などが費用を負担したり安全性を確認する検査を優先し、認証機関を早めるなどして早期に開発できるように援助をしています。

 

新型コロナウイルスのワクチンはいつできるの?クリニックフォアグループの医師が解説します。 | CLINIC FOR

 

3.世界のワクチン開発の状況

現在、アメリカ・EU・中国等の先進国を中心に、世界各国でのワクチン開発競争は熾烈を極めています。ここからは、現在の各国のワクチン開発状況についてご説明します。

 

アメリ

アメリカ政府は6月に、ワクチン製造で最も有望な5社を選定しました。5社は、米モデルナ/オックスフォード大学と提携している英アストラゼネカ/米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)/米メルク/米ファイザーとされており、これらの企業は政府から追加資金提供や臨床試験の支援、物流面での支援などを受けることになっています。

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米国でワクチン開発を先行しているモデルナ本社(AnswersNews)

 

今回は政府から支援対象とされている上述の5社より、以下の3社についてご説明します。

 

1)ジョンソンエンドジョンソン

米製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は16日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの最終段階の臨床試験(治験)を早ければ9月に前倒しすると発表しました(当初は2021年前半と想定)。9月ごろに初期の治験開始を見込んでいた従来の計画も早め、ベルギーでは7月末にも、米国ではその後に治験に入るとされています。時期は未定ですが、日本でも治験を計画していると明らかにしました。初期の治験では、健康な参加者約1000人を対象に有効性や安全性などを調べる予定です。

新型コロナ:米J&J、コロナワクチン開発前倒し 日本でも治験計画 (写真=ロイター) :日本経済新聞

 

2)モデルナ

10年前に設立された製薬会社は、現在ワクチン開発を先行していると言われています。7月15日、新型コロナウイルスワクチンの初期段階の安全性試験で、被験者全員が抗体を獲得したと、試験に関わった連邦機関の研究者が明らかにしました。今回の結果について、医師でデューク・ヒューマン・ワクチン研究所の研究者であるトニー・ムーディー氏は、「ワクチンでこのような高い率の副作用がみられるのは異常」と指摘しながらも、産生された抗体水準は「非常に勇気づけられるもの」だと述べました。

モデルナのコロナワクチンで被験者全員が抗体獲得-初期段階試験 - Bloomberg

 

3)ファイザー(独ビオンテックと共同開発)

7月10日、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックが共同開発する新型コロナウイルスワクチンは、年末までに承認申請に向けた準備が整う見通しであると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がビオンテックの最高経営責任者(CEO)の話として報じました。承認が得られた場合、年内に最大1億人分、来年末までにさらに12億人分のワクチン製造を目指すとし、WSJは、承認前に数億人分のワクチンが製造される可能性もあると報じています。

ファイザーらのコロナワクチン、年内に承認申請の構え=WSJ _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】

ヨーロッパ

英国は、欧州連合(EU)による24億ユーロ(27億ドル)の新型コロナウイルスワクチン事前買い取り案への不参加を表明しました。英国のティム・バロー駐EU大使は「英政府はEUの構想に参加しないことを決定した。ただ、新型コロナワクチンが全ての人に利用可能になることを確保する上で、枠組み外でのEUとの協力強化にコミットしている」と述べています。

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英、EUコロナワクチン事前買取案への不参加表明 - ロイター

 

1)オックスフォード大/アストラゼネカ(イギリス)

英医学誌ランセットは7月15日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同で開発している新型コロナウイルスワクチンについて、初期臨床試験(治験)の結果を、現地時間の20日に公表すると明らかにしています。アストラゼネカとオックスフォード大学は今月に入り、これまでに確認された免疫効果に満足しているとの見解を表明し、世界保健機関(WHO)のチーフ・サイエンティストにおいても、6月に開発が進められているワクチン候補の中で「AZD1222」が最も進んでいる可能性があるとの見方を示しています。

英アストラゼネカのコロナワクチン「AZD1222」、20日に初期治験結果公表 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

2)キュアバック(ドイツ)

ドイツ政府が出資を発表している医薬品開発企業キュアバックは、新型コロナウイルス向けワクチン候補について、治験開始の承認を得ました。キュアバックのワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)として知られる分野の技術に基づいていています。ウイルスを認識し攻撃するようワクチンが細胞に教える仕組みで、有効性は証明されていないが有望視されています。

独キュアバック、新型コロナワクチン候補の治験開始へ-当局が承認 - Bloomberg

 

中国

世界のワクチン産業の中では後発組の中国ですが、現在は国・軍・民間を挙げて新型コロナワクチンの開発に力を入れていて、開発の先頭集団を走っています。ただ、既に感染拡大阻止に成功していることで、他国に比べて国内で感染を試す大規模な治験がやりにくくなったり、近年、基準を満たさないワクチンを発売する複数の不祥事があったため、安全性・品質基準を達成していると世界を納得させる必要もあります。

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焦点:中国、コロナワクチン開発で先頭集団に 「戦時並み」速度 - ロイター


1)中国シノバック・バイオテック

7月6日、新型コロナウイルスワクチンの第3相臨床試験(治験)を開始すると発表しました。コロナワクチン開発で後期試験を始めるのは世界で3社目となります。こうした中、 ブラジル・サンパウロ州のドリア知事は、シノバック製ワクチンを使った治験が20日から始まると明らかにしました。ブタンタン研究所の協力により、9000人の被験者を対象にブラジリアやサンパウロ州などの研究施設で行います。

中国シノバック、コロナワクチン後期治験開始へ 世界で3社目 | ワールド | ニュース速報 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

2)中国カンシノ/北京バイオテクノロジー研究所

中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)は6月29日、人民解放軍の軍事科学院と共同開発しているワクチンを同軍に限定して使用する承認を得たと発表しました。このワクチンは、中国の企業や研究機関が開発中でヒトへの治験が承認されている8種類の候補の1つで、第1相、第2相の治験で新型コロナ感染症を予防する可能性が示されたが、実用化のめどは立っていないとのことです。

中国カンシノの新型コロナワクチン、人民解放軍での使用承認(ロイター) - Yahoo!ニュース

4.日本のワクチン開発の可能性

 日本はワクチン開発において、世界に出遅れていると言われており、政府は上述の米モデルナや、英オックスフォード大/英アストラゼネカ等からの供給確保を急いでいます。そんな中でも塩野義製薬第一三共のような会社が開発を進めていますが、ワクチン開発競争を制することは現実的ではないでしょう。

 

また、ノーベル賞学者の本庶佑氏が、「文藝春秋」の8月号で「安倍晋三首相は記者会見で、『東京五輪を完全な形で開催するなら(新型コロナウイルスの)ワクチンの開発がとても重要だ』と述べていましたが、それは非常にハードルが高いと言わざるを得ない」と述べ、話題になっています。(詳細は本誌にて)

news.yahoo.co.jp

 

 

5.まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか。今回は情報量が多い記事となってしましましたが、ざっくりと「世界のどこかでワクチンが開発が開発されれば・・」「日本でも開発してるみたいだし・・」と思っていませんでしたか?

 

日本は今、世界からワクチン開発は完全に出遅れており、世界各国から供給確保の問い合わせが殺到している英米に交渉を持ちかけている国であることを認識し、その中で政府がどうのような方針を示すのか、知っておくことが重要でしょう。